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ミスター・ガラス

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◆内容

アンブレイカブル、スプリットの続編となる今作。
デヴィッドは息子であるジョセフとともに夜な夜な悪事を働く犯罪者を取り締まっていた。
そんな活動からデヴィッド(ブルース・ウィルスは人々から監視人(オーバーシーヤー)と呼ばれていた。

ある日デヴィッドはジョセフ(ジェームズ・マカヴォイ)から多重人格の男が倉庫に女子高生を監禁したということを聞き現場へ駆けつける。
そこで逃亡中であったケビンに遭遇する。
ケビンは多重人格者で以前にも女子高生を誘拐・殺害しており指名手配されていた。
デヴィッドはケビンの中の一人の人格であるビーストとの戦闘になるが途中で駆けつけた警官に2人とも捕まり精神病院へと収容されてしまう。

フィラデルフィアのその病院には昔デヴィッドが通報し逮捕された非凡なIQと壊れやすい肉体をもつ〝ミスター・ガラス″(サミュエル・L.ジャクソン)ことイライジャがそこにいたのだった…。
精神科医のエリー・ステープルは自分には不思議な力があると信じる3人の男性を前に彼らには力など存在しないと訴えるのだった。
自分には力などないと思うようになるデヴィッドとケビン。そんな中イライジャは秘密裏にケビンに近づくのだった。

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◆良かった点・こんな人向け

シャマラン監督ならではの我々の予想とは違うところを行く結末
テーマ性。

◆悪かった点・こんな人には向かないかも

アンブレイカブルが好きだった人。









以下ネタバレを含みますので注意。
また前二作の「アンブレイカブル」と「スプリット」を見ていることを前提で話しています。










 

◆感想・ひとこと

・主な登場人物

デヴィッド

怪力と傷つかない体を持つ不死身の男。ただし水が弱点
(ブルース・ウィルスカッコいい…)

ミスター・ガラスことイライジャにより力を覚醒させた。現在は監視人(オーバーシーヤー)と呼ばれ犯罪者を取り締まっていた。不死身の体を持つ決して壊れない男。ただし水が弱点。
前回のブログでもアンブレイカブルの作品について言及しているので良ければ参照のこと。

ケビン(ビースト他)

多重人格で24人の人格がいる。
今回は前回より多くの人格が出てきている。

若い女性を誘拐・殺害した容疑から指名手配されている多重人格の男性。
各人格についての詳細は前回のブログを参照のこと。

ミスター・ガラス

二人が収容される前から精神病院へ入れられた。
タイトルで分かる通り今回は彼がメイン。

「アンブレイカブル」から登場していたデヴィッドの力を引き出した本人。
驚異的な知能を持つが生まれつき身体が弱く、生まれて94回骨折をしている。
スーパーヒーローの存在を信じその為にテロをも起こしていた。

エリー・ステイプル

精神科医で3人の話は妄想だと取り入らない

デヴィッドたち3人に興味を持つ精神科医の女性。デヴィッド達が「自分には不思議な力がある」と妄想していると考えている。

・他の登場人物

ジョセフ・ダン

父親がスーパーヒーローである事を誇りに思っており彼のサイドキックでもある。

デヴィッドの息子。
父親と一緒に防犯カメラの店を経営している。
サイドキックとして父親である監視人をサポート。

ケーシー・クック

叔父から解放され少し表情が柔らかくなった??

「スプリット」で唯一生還した女性。
性的虐待を受けていた叔父からは離れて生活している。
襲ってきたケビンに対しても似た境遇を持つ彼に同情心を持っており優しく接する。

ミスターガラスの母親

写真右の女性。

イライジャ(ミスター・ガラス)が肉体的にハンディキャップのあるにも関わらず成長したことを誇りに思っている。

・3人が横一列で座るシーン

服の色もバラバラ

ようやく全員が揃ったとなるのだが揃い方がやはり普通ではない。

・前二作との関係

単純に前二作のキャラクタが登場するということもあるのだが、前二作で言及されているテーマ性を踏襲しているのではないかと思う。
以下二点がそれぞれ僕が見て思ったこと。

・①戦闘シーンより会話が多い

スーパーパワーを持った人間が三人いるのだが意外と戦闘シーンが少ない
ここは一作目のアンブレイカブルのようにそもそもスーパーパワーってあるの?という問いに時間をとっている。
が、すでに明らかに二人もスーパーパワーを持った人物を目の当たりにしているのでいるわけでここで何度も言わなくても…と思う

・②スーパーパワーを否定する

こちらは映画のスプリットで言及されているのと似ているが、偏見や間違った理解に対してそれを認めようとしない人々へのメッセージ。自分と違うもしくはマイノリティーや弱者に対し無理やり『異常』や『異質』という、レッテルを貼ろうとしている人々への批判のようなものが伺える。
またスーパーパワーを持つ人間などいないと「存在自体を否定」しているのでとても強い否定ではないか。

・ミスター・ガラスの意図


彼がしたかったことは超人たちを作り出して戦わせるのではなくその存在自体を世に知らしめすためであった。

・タイトル


そんなこともありミスター・ガラスの敵は初めからデヴィッドでもケビンでもなく謎の組織に向かっていたのだった
これは、可能性の否定や差別する人への問題提起と見ることもできるのではないだろうか。(謎の組織=抑圧する人々や偏見や差別意識を持つ人)
ただ存在を知らしめすのが目的なのは良いのだがデヴィッドとケビンが死んでしまうというのはどうなのだろうか?
彼らはいわば抑圧に対する象徴であり、彼らが死んでしまうと敗北を意味しないのか。
存在を知らしめてそこで終わりではないのだ。そこで終わらず先に進まないといけないのである。

・最後に

この映画の試聴後はアンブレイカブルがすごい好きだった僕としてはエンディングに驚かされつつ正直ちょっとガッカリもしていた。


(個人的にはデヴィッドやケビンは生き残って欲しかったと思う。)
だがこうして映画について考えてみるとメッセージ性みたいなのが見えてきたので評価が難しいところ。
せっかく三部作にしてヒーローとヴィランを誕生させてさっくりと殺してしまうのが個人的にはうーんとなってしまった。

だが一筋縄でいかないのがシャマラン監督のいいところなんだと思う。

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