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ミッドサマー

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◆内容

双極性障害をもつ妹はいつも姉であるダニーに助けを求めていた。
この日もメールで姉に「助けて」メールを送っていた。
自身も精神疾患があり不安になるダニー。恋人のクリスチャンに連絡すると「いつもの事だと」答える。そして理解のないクリスチャンは妹に反応するからそういうことになると、やんわりと伝えるのだった。今回はいつもと違うと伝えるのだがクリスチャンは取り合ってくれなかった。

ダニーは不安になりながらもクリスチャンが来るのを待っていた。

一方バーではクリスチャンと友人たちがスウェーデンへの旅行とダニーについて話していた。
彼らはダニーと別れるべきだとアドバイスする。だがクリスチャンはそれに取り合わず、再びダニーからの電話をとった。

そしてダニーの妹が家族を巻き込んで無理心中したことを聞く。

クリスチャンはダニーにスウェーデンへの旅行へ同行しないかと持ちかける。
ダニーは悩みながらも旅行への同行を決意する。

スウェーデンにはクリスチャンの友人である民俗学専攻のジョッシュがまた同じ友人でありスウェーデンの奥地に住むコミュニティ出身であるペレの出身地の「99年に一度の祝祭」に参加することだった。
白夜の影響で日は沈まず、笑顔が絶えない村人たちや、質素ながらも華やかで美しい村にダニーたちは魅力されていく。

彼女たちはまだなぜ自分たちが招待されたかの理由を知らなかった…

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DVD









以下ネタバレを含みますので注意。










 

◆良かった点・こんな人向け

ホラー映画なのにずっと明るい映像の中で撮られてるところ。
あえて直接的な暴力表現を控えている(最後以外)
・自らの行為に微塵の疑いもなく猟奇的なことをしてのける人たちの狂気が伺えるところ

◆悪かった点・こんな人には向かないかも

・テンポが遅い(特にスウェーデンに行くまで。彼女の性格を描写しようとしたためであるのは分かるが、それがあまり後半に活かされているようには見えなかった)
・特殊メイクが少しチープに見える

◆感想・ひとこと

・明るさに潜む不気味さ

村人は絶えず笑顔。
また異様なまでの村人同士の一体感。(この一体感は彼らの宗教観から来ているもののようである)

白い衣服を纏い絶えず笑顔で華やかな人々

・主人公を取り巻く環境

自身も精神疾患がありまた双極性障害のある妹に振り回され精神的にかねり不安定。そこに妹が家族を含め一家心中をしてしまう。療養を兼ねて彼氏のクリスチャン達のスウェーデン旅行に同行する。情緒が突然不安定になることがある。

写真(上)女性がダニー。隣がこのコミュニティ出身のペレ。右が彼氏のクリスチャン。
写真(下)真ん中が民俗学専攻のジョッシュ。ジョッシュの右隣はクリスチャンに劣らないクソっぷりのマーク

・村人は外からの人にも寛容的

皆新しい訪問者を快く受け入れる

(目的があるためではあるが)村の外から人々を受け入れている。また積極的に儀式やイベントに加わる事が可能。映画内では彼女の心理描写は多く描かれているのだが個人的にこの辺りがあまり伝わらなかった。

・主人公の彼氏のクソっぷり

とりあえず彼氏のダメっぷりが目立つ。
前半はダニーを重荷に感じながらも主体性のなさのためかズルズルと関係を引き伸ばす、しかも付き合って何年かも、ダニーの誕生日すら覚えていない。
またダニーを旅行に誘ったくせに自分ではなく友人が勧めたように仕向けるたりと人のせいにしてばかり。

また友人がいなくなっても知らんぷりで、またその友人が論文に真剣に取り組んでいたのにもかかわらず、(衝撃的なシーンを目撃した為か)突然同じテーマの論文を自分も書くと宣言し横取りしようとさえする。

挙句に(薬を盛られたにせよ)彼女のダニーがいるにもかかわらず村人のマジャと浮気をする。

・セッ○スのシーン

このシーンが一番強烈だった。
美しい若い女性に誘惑され普通ならタナボタ的な感覚だが実際はそうではない。扉を開け中に入ると裸のマジャが蠱惑的な笑みを浮かべて待ち受ける。

若くて美しいマジャ。クリスチャンを好きになる。

けれども周りには村の年配の裸のの女性たちが…マジャとクリスチャンは周りが見守る(というか割って入ってくる)中で行為をする。
とにかくこのシーンが非常に異質で気持ちの悪いものであった。

・ドラッグのオンパレード

映像中演出の為か一部がずっとグニャグニャと動いてる
ドラッグの下本来自分たちが何をしているのかわからない。
食事も自分で何を食べているのか分かっていない‥消えた訪問者たち
食事の周りを飛び回る蝿…という事は…そもそもこの村自体が本当に華やかなのかすら疑わしくなる

・間接的な表現

多数の死者が出るのにもかかわらず直接的に暴力を振るうシーンは一度しかない
視聴者に何があったのかを想像させるという手法が取られている。

・カルトと宗教の線引き

僕は人類学や宗教に詳しくはないがカルトと宗教との線引きは何だろうと考えた。

・変わったタイプの映画

怖いかと言われれば怖くない。どちらかというと気持ちの悪い感じのもの。

・主人公はどうなった?

ここは想像に任されていると思うが、個人的には彼女はここに残るんじゃないかと思った。

・最後に

映画としてはテンポが遅くまた長い為観るとかなり疲れるが、ホラーなのに絶えず明るいなど今までにない映画でなかなか興味深かった。
万人受けする映画ではないと思う。

◆その他

公式サイトhttps://www.phantom-film.com/midsommar/sp/

Amazon Primeで視聴可能です

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