◆内容
なぜ大麻というだけで思考停止状態に陥り、有名人や著名人の使用にマスコミなどが袋叩きにするのか。
自らの頭で、科学的に考える習慣をつけるために、そもそも大麻とはどう言ったもので、どういった作用をもたらすのか、日本で古来から存在する麻とマリファナの違いなどさまざまな側面から大麻問題を考えている。
◆良かった点・こんな人向け
こう言う話題をするだけでタブーに感じてしまう扱いにくい話題をあえて科学的、論理的に扱っているところ。
感情に流されたりあまり考えずに思考しがちな人が科学的論理的な考え方を知ることが出来る
◆感想・ひとこと
この本を読んで1番思ったのが、人がいかに単純に善悪の二分論に陥るかと言うことである。
日本に昔からある麻はいわゆるマリファナとは一線を画する。マリファナと呼ばれるいわゆる嗜好品として使われるのものは「カンナビノール」と言う化学物質が精神作用を及ぼすから。ただし日本原産などの麻は「カンナビジオール」と言うカンナビノールの作用を打ち消す効果があるためマリファナのような使い方ば出来ない。
個人としては薬物使用は反対ではあるがまたマリファナがタバコより依存性が低いと言う点、アメリカの禁酒法により禁止にされたと言う経緯は全く知らなかった箇所。
思考停止し、付和雷同することなく自分の頭で考える重要性を感じた。